世界で一番早い春 1巻【第1話】ネタバレ・感想『私が作った作品ではありません〜』

 

 

新連載をはじめなければならないようですが・・・

どうあがいても何も描けませんでした。

 

・・・という事で、告白させてください。

 

これまで私が発表してきた漫画は

すべて

私が作ったものではありません。

 

晴田真帆は大ヒット作品を手がける26歳の漫画家。

いよいよ次の新連載が始まるはずだったー。

世界で一番早い春 第1話のストーリー(ネタバレ)

 

漫画編集者の嵐景政(26歳)は、真帆から冒頭の内容の手紙を受け取り、大急ぎで真帆の自宅へ向かいます。

そこには散らかった部屋にトマトジュースをこぼした状態のまま眠る真帆の姿。

 

『先生ーーっっ!!!!』

 

嵐の声で目を覚ます真帆に、例の手紙の事を問いただす嵐。

前作の「リバイブライン」はアニメ化・映画化・ドラマ化・舞台化の超大ヒット、

これを真帆が作ったものではないとはどういうことかと。

 

しかし真帆は、正直に他に原案者がいたと告白します。

 

嵐はその原作者が現在どこにいるのかと聞きますが、真帆は指を上に向けたり横に向けたりしながら、

あっち、

あっちかな、と、とぼけます。

 

しかし真帆も心の中で、

私だって会えるなら会いたい、会ってどうしても返したいものがある

ー原作者の雪嶋先輩にー

と思うのでした。

 

 

場面は10年前の春にさかのぼります。

 

 

高校生の真帆は期待に胸を膨らませながら、入部希望の漫画部の教室の戸を開けます。

 

その教室にいたのは、机に向かい、一切振り返ることもなく、

「入部希望?テキトーにそっちの机片付けて使えよ」

とそっけなくペンで机の場所を差す雪嶋でした。

 

 

他の部員は授業をサボりたい時だけ漫画を読みにくるだけらしく、

真帆が思い描いていたのと違う状況に初めは不安に思いましたが、

意外にも漫画部の居心地は悪くなく、雪嶋の漫画を書き続ける鉛筆の音が真帆には心地よく感じるのでした。

 

そんな2人に変化が起きたのは夏休みが明けたある日のことでした。

 

真帆が夏休み中に描いた漫画を、雪嶋に読んでもらうよう思い切ってお願いしてみます。

黙って読み進める雪嶋の前に座り緊張しながら待っていると、

「おい   いいじゃねえか 

30ページもひとりでよくがんばったな!」

と、ものすごく褒めてくれたのです。そこで真帆は初めて雪嶋に名前を覚えてもらうのでした。

漫画部として認めてもらえた瞬間でした。

 

そしてある日、真帆は部室で漫画を描きながらふと雪嶋に、漫画雑誌に投稿しないのかと尋ねます。

すると雪嶋はすでに先週の日曜日に東京の出版社に持ち込みに行っており、担当者がついたと言います。

真帆は目を輝かして大喜びしますが、それと同時に、自分だけなかなか描けずにいることに少し焦りを感じるのでした。

 

冬休みの前日、何を描いてもうまくまとまらずにいる真帆。

雪嶋は真帆に、夏休みに描いた原稿を持ち込みに行けと言いますが、

真帆は、絵が酷いだの、読み返すのも恥ずかしいだなと難癖つけて無理だと言います。

すると雪嶋は、

『描けねぇって立ち止まるより

恥ずかしくてもできることやるしかねぇだろ・・・

酷評してる過去の原稿よりずっと今のお前の方が悲惨だぞ

と言います。

 

雪嶋の正論すぎる指摘に真帆はつい、

先輩に出会わなければ・・・描けてたのに!

と言って部室を飛び出してしまいます。

すぐに言った事を後悔し、謝りたいと思いましたが、謝る前にやることをやろうと決心するのでした。

 

早速真帆は数日後、出版社に自分の原稿を持ち込みますが、見事にズタボロの評価を受けます。

その帰り道、先ほどの担当者からもらった本日発売の雑誌を

「今日唯一のよろこび・・・」と落ち込みながらもベンチに座って読み始めます。

するとその雑誌には雪嶋のデビューが決まったという内容が記載されていたのです。

真帆は嬉しさから、気まずい別れ方をしたままだった雪嶋に電話をかけようとした時、

タイミングよく雪嶋の方から電話がかかってきました。

真帆は、電話にでるなり、『先輩!こっ・・・この間はごめんなさい!』と謝罪し、そのまま夢中で話し始めますが、

携帯から聞こえてきた声は女の子の声で、雪嶋の妹からでした。

 

『昨晩 兄が亡くなりました』

突然の訃報でした。

 

 

 

雪嶋の葬式の日、真帆は妹の紗香から一冊のノートを受け取ります。

 

そのノートは雪嶋が冬休みに入ってすぐに倒れた後、一度だけ目を覚ました時に真帆に渡すように言われたものでした。

「設定ノート」と書かれたそのノートは、雪嶋が連載の事を考えて、細かく設定やキャラクターを考えていたものだったのです。

 

真帆は机に向かい、夜が明け、日が沈むまでノートを読み続けました。

 

そして最後のページには・・・

 

晴田と出会えたから描けた」の文字。

 

それは、病室のベッドの上で必死に伝えようとしていたの伝わってくる、おぼつかない字でした。

 

『雪嶋先輩と出会わなければ・・・描けてたのに!」

 

自分の言った言葉を思い出す真帆。

 

鉛筆の音や、褒めてくれる大きな手、背中を押してくれる力強い言葉も

 

・・・もう二度と・・・

 

『・・・やだ 行かないで せんぱいっ!!』

 

真帆は泣き崩れるのでした。

 

そして設定ノートをだきしめながら決意します。雪嶋先輩は死んでなんかない、この作品を世に出さなきゃ・・・と。

 

 

 

 

場面は戻り、雪嶋が死んでから10年後の現在ー。

 

雪嶋の設定ノートを元にした作品は世界中で大ヒット。

真帆は、この作品が雪嶋先輩の作品だと言えない状態になってしまっており、

賞賛を浴びるたびに感じるのは違和感と罪悪感ー。

 

最初は善意のつもりだったけど、結局は雪嶋先輩の歩くはずだった道を盗んだだけなのだと真帆は担当の嵐に話します。

 

人生をやり直せるならこの作品を雪嶋に返したいと話す真帆に嵐は言います。

ノートを受け取ったのが自分だったら何も役に立たなかった、晴田先生だからヒットさせられたのだと。

 

嵐が帰ったあと、真帆はベランダで設定ノートを握り締め、ビールを飲みながら思います。

 

こんな面白いノート置いて死なないでくださいよ…

みんなが期待しているのは雪嶋先輩の作品なんです…

 

会いたいなぁ…

 

ビールのお代わりをしに部屋へ戻る時、真帆は足を滑らせ、設定ノートが宙を舞うほどの勢いで倒れてしまいます。

 

 

 

気がつくとなんと真帆は、制服姿の雪嶋の胸の中にー。

 

「なんだ?どうした?」と驚く雪嶋。

そして聞き覚えのあるセリフを口にします。

 

「お前の漫画いいじゃねぇか 30ページもひとりでよくがんばったな!」

 

なんと真帆は10年前にタイムスリップしていたのです!!!

 

 

世界で一番早い春【第1話】の感想

過去へ戻ってしまうタイムスリップ系でしたね!大好きですこういう話!!

 

過去に戻ることができたら・・・とやり直したい過去が誰にでもあるはず。主人公の真帆もその一人。

真帆は世界的大ヒットの漫画を完結させた漫画家ですが・・・

 

雪嶋先輩に言ってしまった言葉を取り消したい、雪嶋先輩の作品を返したい、真帆は過去に戻ってその願いを果たすことはできるのでしょうか?!

 

次回が楽しみですね!

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